Chemistry★ - A-LeroyのQueerなΨ難日記

週末は風邪で寝込んでたけど、なんとか大分回復してきて、昨日は登校(^O^)/

LoisCLAYONのシルクスカーフデザインのカーディガン嶋田ありさ　のブログ-6567.gif

でちょっと大人っぽい！？？

私が大好きな講義の一つ、物理系の講義「物質の創成と制御」では、超伝導を示す有機化合物などの研究に関する話を聞いたよ★

有機化合物の電子状態を表すのに使う「ヒュッケル近似」のような基礎的な説明から丁寧にやってくれたから、この講義、かなりわかりやすく楽しめた！

分子の波動方程式は、それを構成する原子の波動方程式の線形結合で表現出来るとし、（つまり、単純に原子の軌道を足し算したら分子軌道っていう近似！）

アリルラジカルの分子軌道図（表現が不適切かもだけど・・・）電子の入っているオービタルは、ふわ～って分子全体をとりまいてる感じで、原子同士の軌道が重なり合っているんだけど、

ヒュッケル近似では

「すぐ隣りの炭素の軌道同士の重なり以外は無視！！(´～`；)」

「分子平面に対して直交する方向にのびる軌道（Ｐz軌道）にだけ注目！（π電子近似）」

っていう、かなり大胆な近似を行うとか。

でも、この大胆な近似を使って、福井謙一さんはノーベル賞をとった、ことを考えるとこの近似ってかなり有効なんだね(@_@)

ちなみに、レポート課題はアリルラジカルの分子軌道に関する問題etc真面目なものから

先生の研究されている有機導電体分子（ＴＴＦ誘導体）が自己凝集しちゃって上手くいかないから、何かＴＴＦに似ていて新しい分子構造のIdea下さ～いm(__)m、ここは何か書いてくれたら点数あげるから（笑）(^_-)-☆

っていうふざけた！？ものまで・・・

ＴＴＦとＴＴＦ誘導体の一例。

問題文は

「講義でＢＥＤＯ－ＴＴＦ（問題のＴＴＦ誘導体）が自己凝集能を持つことと、その理由について述べた。ＴＴＦ誘導体の範疇で、自己凝集能を部分的に制御する方法を考え、具体的なＴＴＦ誘導体の分子構造と抑制方法についての説明を記せ。」

↑この文だけだと、「なんて難しい設問なんだ！！o(＞＜)o」

って感じだよね（泣）。

しかも、不安に思って、私がこの問題に関して解答方針などの質問に行ったら・・・

先生「そんなに深く考えちゃ駄目だよ！(^O^)/適当に硫黄Ｓの数変えるとかで良いんだよ★普段の研究だってそんなもの(＾O)＝3（笑）みんなのIdeaで面白そうな分子あったら、私がやってみたいな～って思ってさ。」

それでも、私が、化合物の安定性、誘導体の範疇 etcを気にしてると・・・

先生「そんな真面目に細かいこと気にしな～い(＾O)＝3 京大ってそんなノリだよ（笑）★★」

だって！！！

うーん、京大だからなのかは不明だけど、

レポート提出は面倒で大変だけど、こんなサービス問題があると、ちょっと楽しいし気が楽になるよね♪

では

熊野寮祭関連のシュールな写真もまた今度、紹介するね嶋田ありさ　のブログ-emj01920_001.gif