A-LeroyのQueerなΨ難日記

Beauneへ行きたいA-のΨ難とかクィアなセクシャリティーとか

前回に続いて、質疑応答

今回も、前回に引き続きまして、バク様から頂いたコメントのお返事をしたいと思います。 結構長めなのと、興味深いアドバイスもありますので、本文で取り上げました。

>自分の研究に少し目処が立ちましたの…

土曜出勤の帰り、車を運転中に思いつきました。これで通常理論を使わなくてすみそうです。帰って早速計算しようと思ったのですが、つい、大好きな日本酒で祝杯(笑)。なので、計算は後回し…

→私も日本酒、好きですね(*^^*)

基本純米で、吟醸大吟醸で、香り高く優美な吟醸香がするのが好きです!

やや甘く、ソフトなアタック、膨らみがある味わい、フィニッシュは長めですーーっときれいに残るのが特にイイですね。

 かき餅ほおばりながら、貴ブログの「京大大学院で何を学ぶ?」を拝読。すると気になる文が

>貴方の追究しようとする疑問は、一流の物理学者ですら答えられない。 過去の天才たちが、築き上げてきて、19世紀からずっと覆されてないんだから。

私が貴ブログを読む限り、熱力学と統計力学をつなぐ橋がまだよくわからないと言うことだと思ったのですが…

 そうだとすれば「一流の物理学者ですら答えられない」は絶対間違っています。日曜物理学者の私でもある程度筋道だった説明できるつもりでいます。

これが答えられないと言うのなら「わかっていない」ということだと思います。少なくとものたうち回っていないでしょう。また、根本をおろそかにして研究を進めるなんて、私には考えられません。

→私も共感いたします。これは、私の様子に対して【先輩が】仰った言葉です。私も、多くの物理や化学者たちは、(他者にわかるように上手く伝えられるかは別として) このあたりの概念を良く分かって使っていると信じております。

私がわかってないだけです>_<

【のたうちまわる】というのは、本当に真に何を意図しているのかは、私の先生のみぞ知るです。ただ、私は、

どんな苦境でも、どん底でも、何も見えなくても、最大限の努力を続けて前に進もうとすること、

ぐらいの意味でとっております。話が脱線しましたm(_ _)m

しかし、実際に、講義で毎年毎年このあたりの話をされている物理化学の教員数名も、「熱力学は経験則。統計はそれに合うようになってる。」というような説明でした。

S=kln Wと熱力学のSは、なぜ同じものなのでしょうか?? 私には、どうしても同じに見えないのですがー(;_;)

でも、自由エネルギーのことで、本当に一流の化学・物理学者でも、まだまだわかってないこと、上手く答えられないこともあるのですよ!

長くなるので、流れは省略させて頂きますが、

私の先生は、分子分光学の実験の研究者にふにゃふにゃとlocal min.がいくつかあるような曲線のグラフをかきながら、「この結果は、Local min.に捕まってるからではないのか?」といろいろとコメントした後で、堂々と「F-x(自由エネルギー、反応座標グラフ)の概形は、【想像図】←!!

でも、これを出すと、それらしい説明ができる」と仰ってましたし、分光学の研究者も全く??という感じだったのです。 温度というのは、ここでは、プラチナの温度でした。そして議論されているのは、真空中のプラチナ表面上に形成された氷の薄膜、アモルファス氷の薄膜の性質でした。

そして、<根本の疑問が解決出来ないからこそ、> この疑問に答えるところから始めているのです! 貴方や多くの方々にとっては、「こんなの研究?」というレベルのことでしょう。ただのlearnだと。

でも、今の私にとっては、これこそがstudyなのです。この根本がわかったら、次に進みます、次の問題が待ち受けているでしょう、きっとーー。

 >事実、私は、今行き詰まっている問題に直面したとき、「基本がわかっていない」ことを痛感し、学部初年級、場合によっては高校物理まで戻り勉強し直します。そうして基本的理解に深みを持たせてから再度出発します。

 →素晴らしい心構えだと思います。

私も、何度も基礎物理化学、統計物理学の基礎の本、高校や学部低学年で習う「理想気体の運動論で登場する温度の話」に立ち戻りました。

第一、第二法則から、ヘルムホルツの自由エネルギーが登場するに至るまでの説明も。

 統計力学を基本から学ぶには下記サイトがおすすめです

http://homepage2.nifty.com/eman/statistic/contents.html

サイト主のEMANさんは、私とほぼ同レベルの方です。語り口調で語られていて、とても読みやすいです。また、そのサイトにある掲示板は互いの疑問を解決したり、簡単な研究発表をしたりと、非常に楽しめるものです。そんじょそこらの教科書や講義ノートよりはるかにすばらしいものです。それに無料ですし(笑)

→ありがとうございます。実は、かつて私も、EMAN様のサイトを拝読したことが少しだけあります。

すごくわかりやすい教科書を書きそうな方ですよね。 また、熟読してみます。

まだまだ頂いてますね(^^;;

熱力学と統計物理学の橋渡しは、私にとって、とても重要な疑問です。

最後に、これまた、ある研究者の方のお言葉なのですが、

「S=・・・など貴方の疑問を解決するには、統計は、熱力学と合うものだから、『それが、なぜ熱力学と一致するのか?』という疑問には、このようにしか答えられないです。

それ以上の説明を求めるなら、貴方の疑問に答えるには、

統計と熱力学の外から、【第三者的なもの】を創って説明しないと無理でしょうね」

とのことでした。

私の先生も、似たようなことを仰ってます。でも、これは、のたうちまわって自分で見つけるものらしいです。

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