無機構造論
お久しぶりです。
もう五月も後半。京都は、新緑がきれいです。もうすぐホタルの季節が到来ですね。
いろいろと忙しく暮らしてたら、あっという間に時間が経ってました(^_^;)
大学院で、「無機構造論」という講義があります。先日、前半が終わり、今度から担当者もテーマも変わります。
無機、とついてますが、
前半は、結晶の分類で用いる
回転群、点群、空間群、並進群・・・
といった内容で、
実際の無機結晶に関する各論など全く無しでした。
むしろ、数学の平面・空間図形の講義 って感じです!
あ、でも、最後に、ほんの少しだけ、結晶によるX線回折の規則なども習いました。→ここは、無機・物理化学っぽいですね。
金相学の先生が担当して下さったのですが、丁寧親切な講義と細かい資料配布を心掛けて下さり、
出席簿を元に どんどん!! 「あてていく」タイプだったので、程よい緊張感もあり、
楽しく毎週とても楽しみな講義でした(^_^)
先生「はい、これはどんな対称性ある? 」
ある生徒「C2,C3・・・」
Cnとは、360/n 度回転のことです。
先生「今のつまらなかったでしょ(^◇^)! どう?もう一つ?笑」
ある生徒「いいえ、面白かったです」
一同「笑」
私も、何度も当てられましたよ^ ^
「君は、量子研だから、使わないでしょ、馴染みないでしょ」と言われつつも。
私は、結晶とは学部の無機の授業以来、全く馴染みがなくて、実感わかなくて、絵もかけないぐらい複雑なので、
この内容がいつも難しく感じていたのです。そんなわけで、
「あ、はい、もう一つ(・_・;/^^;」と嬉しいながら、ちょっと困りながら答えてました。
でも、せっかく講義に出ているのですから、同じ90分、内容が苦手ならなおさら
ただ座ってるより、こうやって積極的に考えて、参加して行く方が、私には良い勉強になりますね★
回転対称性+並進対称性
で、世の中のすべての結晶は230種類に分類出来るそうです。
アルファベット、数字やらで表すのですが、
一つ一つの意味、解読方法を丁寧に教えて頂いたけど、
どうしても、「○○○」
と見て、とっさにこんな結晶構造だなぁ(^_^) とは私は、なれません。
あと、逆に230種類、すべての構造が、実際に無機結晶で存在するらしいです。
先生は、ルービックキューブのエクスパートで、愛好家ということで、
複数のルービックキューブ使って、ある立体構造にC3とかC4を作用させた時の違いを見せてくれたのが良かったです^ ^
私は、酷く物分り悪くて、講義終わったあと、先生といろいろ話ながら自分で触って、やっと理解してましたが(^^;;
この先生には、B4の無機からお世話になっていたのもあり、
自分の研究第一なのですが、
結晶の分類法なんて、プログラミングと負けず劣らず興味無いのですが!
やはり、もう彼の講義をこうして受けることもないと思うと寂しいです(>_<)
講義でいろんなことを知るのって本当に楽しいです。
もし、アカデミックな世界で生きて生きたいなら、そういう経験を生かして、LearnからSTUDYへと移行していかないといけないのでしょう。
そして、それができたら、もっともっと楽しくて幸せなのでしょう!
今は、まだ出来てないから、切なく苦しいのですが。
本当に、いつもいつも親切に教えて下さって、お互いの研究室のことなど雑談も自然としてました。
【本当にありがとうございました✨】
酸化ルチルは、No.136 P42/mnm
ということなのです。でも、この記号
どうしても慣れません(>人<;)
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