A-LeroyのQueerなΨ難日記

Beauneへ行きたいA-のΨ難とかクィアなセクシャリティーとか

【I LOVE YOU】追伸

先日の追伸です。


記事を更新した日は、エイプリルフールでしたが、あれは、紛れもなく彼の本心であり、現在進行中のあまりにも悲しい事実であります。

うーん、
「私、量子化学に恋愛しました~恋愛という概念、わかりますね!」
とでもウソ付けたらいいけど、そんな気分じゃなかったですね。
でも、研究室の子や先生なら、ちょっとしたウソならつけそうです。「私、研究テーマ変えます(^^)自由エネルギー、飽きました 」とか?

花粉症が酷くて、ダメだとわかってるのに目をついつい擦ってしまったら、瞼が重く痛く痒く、翌朝、誰にも絶対に会いたくないほど腫れ上がっていてものすご~く憂鬱なエイプリルフールでした。

先日の「I LOVE YOU」のあの映像を見ると何度でも泣けてしまいます。
82生まれ(←こちらもBordeauxのGVTですね、RPが有名になった年ですねーー
スミマセン脱線しました^^;  )とされる
私より年上の大人の彼が、
「お父さん、
貴方と家族として再会したい、一緒に旅行したり料理をして美味しいものを食べたり、一緒に寝たいーー

貴方に『愛してる』って伝えたい。ありがとう。愛してます 」

って語るのです。

彼のささやかな当たり前の願い、ごく普通の子供たちですら何も努力をしなくても達成できているこの願いをどうかどうか叶えてあげて❗️❗️
この世の中はなんて無情なんでしょうか。

韓国の教会では、「収容所の人々が解放されて、自由な世界で一緒に暮らせますようにー」と祈り続ける彼。
(私は無宗教ですが、)
神が本当に存在するのなら、彼のような人物は生まれないはずです。


物心ついた時から、母親は食べ物を取り合うライバルであり、看守よりも酷く彼を殴る人であったのです。
自分の密告により公開処刑となった母親と兄を見て、「こんな奴らは公開処刑されて当然だ」と感じ、
「自分が生まれたことを恨み続け」 もともと「監視すべき囚人の一人」でしかなかった父親が、公開処刑後は、「考えるだけで憎くて嫌で腹が立ってどうしようもない存在」となり、彼は無視をし続けたらしいです。
父親は、何度も何度も彼を生んだことを謝罪したそうです。
嗚呼、なんて悲しいことなんでしょうか。

そんな彼ですら、いつかは、
「生まれてきてよかった」と思える日が来るのでしょうか?
先日の非常に尊敬する方と似たように。
生まれかわったら、
「収容所のない世界で」という条件付きとはいえ「自分自身に生まれたい」
と思える日が来るのでしょうか?

アウシュビッツダッハウは過去のこと、過去のことだったら・・・でも、北朝鮮の収容所は、現在進行中のことだから、どんなに苦しくても実名で発言していくと宣言してます。
本当に信じられないほど勇気のある人たちはいるのですね。こういった方が世界を変えていくのでしょう。

【この世界から政治犯という人々がいなくなって、北朝鮮に収容所がなくなったら、収容所の跡地に帰って、静かに暮らしたい】というようなものすごく難しそうな夢を語る彼の夢に対して、周りの人々はどう反応してるのでしょうか?

【どんな夢も、諦めなければいつかは必ず叶います。諦めないというだけで夢に近づいているのです】
私は、彼のような人々にすら、力強く確信を持ってこのように励ませるような大人になりたいです。