第34χ 新生活のΨ難
やれやれ、
卒業から約3週間か…
やれやれ。
現Ψだが、研修員として
別の研究室へ移って過ごしている。
その別の研究室とは、
大学院時代の副指導教員の研究室である、やれやれ。
そして、数理物理学の研究の準備のために
前期と同様に学部の講義に出席して
数学の勉強に励んでいる、やれやれ。
やれやれ、
卒業から3週間経った今も
時々、ものすごく切なくて淋しくなる……
指導教員との「距離」……
今の私は博士課程の時よりも
さらにはるかに、親愛なる指導教員の分野とは離れた学問分野を必死で勉強している、
もうこんなに「離れてしまったのか」…
やれやれ……
たまに目の前のことが全く考えられなくなり
無駄に物思いに耽ってしまうー
やれやれ。
指導教員は、よく言っていたな、
「【出会いは別れの始まり。別れがあるからこそ、出会いがある。】
年老いた私の母は、本当にいつもそう言う。私が久しぶりに帰省すると、
久しぶりにΨ会したというのに、
すぐに淋しそうに『またすぐに別れるんだね』と言う。」と。
私は、博士課程の分野と別れたからこそ、数理物理学と出会えた。
博士課程までは分野外で接点もなかった数理物理学や応用物理学の素晴らしい研究者にも出会えた。
学部講義のクラスでは、
新しいクラスメートや親切で素晴らしい教師たちに出会えた。一緒に自主ゼミが出来るような友人にも出会えた。
また、新しい研究室では、
親切で優しく面倒見の良い先輩、感じの良いメンバーたちに恵まれている。
本当にどの分野も、私が今まで勉強したことのある物理学や化学の各分野と同じくらい素晴らしい学問分野だと確信する！
私は、博士課程の間に、理論物理学分野でも有名ないくつかの数理物理学の論文の定理や結果に慣れ親しんだ。
実Ψ、それらの数理物理学の論文は、
重要な先行研究であり、
自著論文でも引用している。
その結果の導出が理解できず、自分で証明をつけることが出来ず、
自分が残念で悔しくて
胸が詰まりそうだった…やれやれ。
「○○定理より＊＊なので」
「××の結果より相転移は自明なので」云々と発表する自分自身に残念さと反感が増していって、
ついに博論を提出する頃には
耐えられなくなってしまったーー
【（数理物理学の研究結果としての）
定理を使うのならば、その証明のテキストを理解するのは当然でしょう？】
でも、そんな無力な自分も残念だが、
それらの定理の証明を理χせずに引用だけをして
理論物理学の研究を続けることは
もはや違和感を越えて、苦痛であった…
そのような「研究に不要なこと」
を時間かけて理解するような時間はあなたには無い、その時間にとにかく結果（=業績欄に書けるような査読付きの論文）を量産するように言う指導者・先輩研究者たちへの反感が溢れてきた……
やれやれ
何よりも悲しかったのは、
一番理解してほしい方に
私の学術的希望を理解してもらえず………
これ以上はここでは書けない、あまりにも悲しかった出来事…
その後、帰宅して私はその定理の論文を前に涙が止まらなくなってしまった……
やれやれ
（どうして私はこの研究をしているのだろう？？）
（何も知らない頃に
Onsager、Wanner、Liebなどの数理物理学の話が私に「触れなければ」
私はこの分野を志さなかった……
何もかもΨ初からちがってたんだんだよ！）
しかし、数学の勉強をしている間、
それがどんなに学部の入門的なレベルのものであるとしても、
博士課程の間のトラウマの克服に
確実に近づいている（つまり、引用した数理物理学の論文を理解し、自分自身で証明を書き下す、という目標に近づいている）
と考えれば、とにかく幸せで仕方なかった、やれやれ。
そのように考えたら、
長期的な努力も「苦痛」ではないし
疲れや眠気は時々感じるが
「学部レベルの数学の勉強が辛い」とはほんの一瞬も思わないし、
絶対にメゲないだろう！
その間、私は確実に夢に近づいているのだから‼️
（「大好き」はΨ大のパワーだって！）
やれやれ、
それなのに
それなのに
とにかく淋しくて切なくて悲しくて
自分が残念で……
【ただ大好きな人と一緒に仕事したかった、
つまり良い実験物理学者になって
彼と一緒に研究したかったー】
という、実現可能性が絶望的な希望……
私は次は可積分系の研究を第一志望とするはずなのに、
どうして別の夢を同時に見るのだろうかー？
Oh good grief,
3 weeks has passed after my graduation.
Now I belong to my alma mater as a trainee of Ph. D,
I transferred to the group of my deputy supervisor in my graduate school.
As same as last semester,
I have attended several classes for the undergraduate to undergraduate mathematical physics.
Even now, sometimes I feel so sentimental and lonesome thinking of my dear supervisor, “the distance” between I and them, now studying math, which is far from my supervisor’s field, ..........
then I got lost in thought.......
oh my god.
My supervisor used talked to me, “
We never meet without a parting.
My old mother always tell me it......
When I back to my old town after some interval, although we are delighted our seeing again,
my mother feels lonely and always say it ......because seeing me should mean parting after it. “
Actually I met someone or something wonderful and irreplaceable just after painful parting .....
‘mathematical physics’, algebra, analysis, group theory, logic, .......all they are as wonderful as theoretical physics and chemistry, which I had studied!
New classmates, excellent teachers kind seniors in new group, they always encourage and make me so happy, oh good grief.
Although I used to them and actually referred in my own papers,
I felt regrettable just because I could NOT derive those formulas in several treatises of mathematical physics.
Moreover I strived to understand them with much time,
I was criticized and discouraged, oh my god.
It could not be helped, I was so sad because they didn’t understand my hope to ‘understand’ those formulas,
but I could NEVER give up........
I had been writhing alone at that time.
Anyway I can always encourage myself by studying math just because during it I surely overcome that traumatic frustration, take a step forward to my goal,
and keep going towards my dream ‼️
Nevertheless
I feel extremely lonesome.......oh god grief,
even though I hope to study mathematical physics after graduation, at the same time,
I wish if I could work with him as a good experimentalist and partner of research, oh my god !!
