京料理で生態学!
八寸は、ぐろっとと同じく 7種盛。
今では、店によってサイズ・形は様々だけど、 ここでは本当に<八寸四方>のお皿に乗ってきたよ。
ちなみに、八寸は7種盛が多いけど、それも特に決まりがあるわけではないらしい。
でも、基本的に奇数 なんだって!
ちょっとわかりにくいけど、左前の昆布巻きの後ろにある魚は「ホンモロコ」
以前は、琵琶湖にたくさん生息してたんだけど、今は外来種の影響で非常に希少になってしまった、食用の、とても美味しい魚。
以前、生物自然史でその話を聞いた時からずっと食べてみたい! って思ってたからちょうど良かった(^O)=3
ちなみに、モロコ=「諸々の子」で、特定の種を指す名前じゃない。コイ科で体が細長い小魚にこの呼び名がつくらしい。
確かに、食用としては、癖のない上品な味、柔らかく骨まですべて頂ける身は魅力的だと思った。
私と先生とスタッフの3人で話をした時、先生は、店のスタッフに
「ホンモロコなんて昔、腐るほど食べたよ! 今、そこまで希少なんだo(><)o/Σ(゜ロ゜ノ)ノ」
って言ってた。
他系からの外来種がその系に与える影響は、本当に深刻なことも多いから、慎重になるべきだよね。
直接作用はまだ予測がしやすいけど、間接作用はまだまだ研究段階で(この先生の専門!)わからない「(゜ペ)ことが多いから、外来種がその系に与える影響を導入前に考えるのは難しかったのだろうね(´~`;)
では
嶋田ありさ