A-LeroyのQueerなΨ難日記

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近況-アレクサンドリア、ショパン・・・

嶋田ありさ のブログ-template3_top.gif先週と同じく・・・ぐろっと出勤&ピアノのおさらい が私の二大日課な春休み。嶋田ありさ のブログ-Image11291.jpg実家にいるアン嶋田ありさ のブログ-6581.gif元気かな嶋田ありさ のブログ-3o26cn4e04c7dba2c8933if4.gif横浜だから原発の影響とかいろいろ心配嶋田ありさ のブログ-img2~08.GIF
 
春休み ということで、比較的時間があるので、映画 「ショパン 愛と哀しみの旋律」 
を見たよ(^O^)/ 
 
偶然にも、どちらも、実在人物の伝記もの 。 
 
ショパンは 言うまでもないけど、19c のフランスの作曲家 フレデリック・ ショパン 。 
パリで 小説家 ジョルジュ・サンド に出会い 、彼女との恋愛をメインにショパンの生涯を描いた映画。 
率直に言うと、 この映画、 「かなり微妙」だった!(´~`;)
 
せっかく、ショパン演奏の著名人達 が音楽を担当しているのに、 映画の中で全然生かされてない。ショパンの美しい音楽を もっと生かした映画の構成があるはず。
 
映画の大部分が、ジョルジュの息子・娘絡みの喧嘩  という感じo(><)o
 
ただ ごたごたやってばかりで、選曲、音楽の取り入れ方がイマイチ、 結局何を伝えたいのか、 「愛と哀しみの旋律」が何なのか 、 全然伝わってこなかった。 
ショパン自身は、エチュード「別れの曲」をかなり傑作だと思ってたらしいし、今の私達が客観的に評価しても、名曲ではないか!?なのに、この映画ではこの曲が全く登場しなかった。
ピアノ音楽が好きだから 期待して行ったのになぁ・・・
 
 
 
アレクサンドリア」は、4世紀のエジプトを舞台に、ローマ帝国末期の混乱に翻弄(ほんろう)された実在の女性数学者・天文学者ヒュパティアの数奇な運命を描く歴史ドラマ。『アザーズ』『海を飛ぶ夢』のアレハンドロ・アメナーバル監督がメガホンを取り、たぐいまれなる知性を持つヒロインとアレクサンドリア図書館で起こった悲劇を描いたもの。
 
 
これは、なかなか見応えアリ で 最後は自然と涙してしまった(:_;) 
 
地動説&天体の楕円運動(NOT円!)の提唱といえばケプラー
でも、 実は その1200年も前に アレクサンドリアの学者 ヒュパティア が提唱していたとか。 
 
残念ながら彼女の著作はキリスト教暴徒の 焚書 で今は残ってないのだけど・・・
 
「考えるあなたの権利を保有してください。なぜなら、まったく考えないことよりは誤ったことも考えてさえすれば良いのです」とか「真実として迷信を教えることは、とても恐ろしいことです」という彼女のものであると考えられている言動は、当時のキリスト教徒を激怒させたらしい。 
ヒュパティアの強さとか、いろんなものが伝わってきて、感動した。
 
 
私は無宗教だから正直、あまり実感が湧かない。 
でも、宗教絡みの紛争 って本当に根深く恐ろしいと思った。 信仰 は本当に恐ろしい。 神への信仰 を名目に 殺人 ・酷い差別 etc を平気でしてしまうのだから-。
 
 
私が女性だから、つい気にとまり易いのかもだけど、
映画 終盤 で(キリスト教の聖書)の一部で明らかな女性差別の文が読みあげられ、これが神の言葉なんだ、神は絶対正しい→ ヒュパティア弾圧 の場面 も印象的だった。 
 
こうして 長い間、性差別が正当化され、まかり通ってきたのか 、と思うとなんとも悲しくなった。
 
小説「ダ ヴィンチ コード」を読んだり、 イタリア美術の授業 でキリスト教のことを勉強したんだけど、
実際には、 イエス自身はそういう差別主義者 ではなかったはず で、 残させた使徒や当時の権力者達 の都合の良いように 聖書、言い伝えは解釈され歪曲され 、権力でそれを押し付け
 
それが あたかも神の言葉、イエスの言葉 とのように信じこまれていったらしい。 
歴史ってなんか悲しいね。 過去のこと 、今を生きる自分にはふりかからない悲劇 とわかっていても、 聞くだけで切なくなるね 。 
 
 
 
ぜひ、アレクサンドリア を見てみてね!!世界史の素養が無い私でも、すごく楽しめたけど、 
ちょっと知識があればもっと楽しめるかも!? 
 
嶋田ありさ
 
 
 
 
 
 
 
 
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