A-LeroyのQueerなΨ難日記

Beauneへ行きたいA-のΨ難とかクィアなセクシャリティーとか

フーガの技法2

先日の記事に引き継ぎ、フーガの技法の話です♪

他に面白いのは、自身の名前Bachから、

ドイツ音名で♪BACH(ベーアーツェーハー)の音のつながりをモチーフにしたフーガ。

この4音を同時にだすと、2度でくつっいていて不協和音が響き、こんなただの4音の連続から曲ができるのか?と思うのだが

♪シラドドドーシレレレード↑↑・・・・(意味わからないですね(>_<))

に、一番初めに提示された、♪レラファレドーレミファーソファミファ

をもととした主題とかさなり、見事なフーガが出来上がる。

フーガの技法」はJ.S.Bach最晩年の作品で、残念ながら彼は未完成で亡くなってしまった。

この時代の作曲家は、教会や宮廷に依頼されたり、教育で必要に迫られて曲を書くというのが希望で、

誰からも頼まれず、必要性も無いのに曲を書くということは珍しかった。

フーガの技法」は、後者の珍しい状況で書かれたらしい。

J.S.Bachは、作曲家としてフーガの技法以前に長年、たくさんのフーガを書いてきたが、

この作品は「フーガとは何か??」

を追究、

つまり「本質」「フーガの模範、典型」

を、この作品を書いていくことで改めて深く考えていたのではないでしょうか?

この作品、不思議な点が多く、大きな特徴として、〈演奏楽器指定なし〉→譜面が売れなかった原因の一つ

当時は、何で演奏すべきか本当に謎?だったとか。

4声だから、弦楽四重奏

→音域が足りない

チェンバロで独奏?

→音の重複etcで上手くいかない

未だに、作者が何で演奏されることを意図したのかは謎ですが、

現在では、ピアノやチェンバロ独奏or連弾、古楽器(弦&管、チェンバロ)アンサンブルバージョンといろんなバージョンに編曲されて演奏されるようです。

演奏家の為」ではなく、「研究者の為」に作曲されたとも。

私は、J.S.Bachは、「フーガの技法」は「演奏会向け」ではなく「フーガの作曲の本質」を追究し示す為に、書いたと思うのですが・・・

演奏会向けの曲としては、地味で、同じ感じの曲がしつこいくらい続きますから。

たしかに、延々と似たような調子の曲を敢えて続けるコンサートは飽きやすく選曲センスが良いとはいえないと思います。

こんなことを考えてると、以前の私と研究室の先生との会話と重なります。

私が自由エネルギーやポテンシャルエネルギーの授業での話を理解し、テストをパスして、辞書的説明はできたり、あるsystemで計算が出来ても、

その「本質」をしる、まさに「自由エネルギー」にまつわる疑問 に対する自分なりの答えを追究していき納得するのは、長年、その分野の勉強・研究をし、遠い将来にようやく到達するのだろう

ーー

と 。

そのためには、今まで授業や研究室での勉強でやってきたこと、教科書、論文に書いてあることをひとまず受け入れながら、 かつ、 良く考え、疑いを持ち続け、実際にいろいろなsystemで考える、

つまり、勉強&研究をし続ければ、いつか、でも貴方は必ず到達するよ、と。

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