A-LeroyのQueerなΨ難日記

Beauneへ行きたいA-のΨ難とかクィアなセクシャリティーとか

近況〈自由エネルギーと私〉

最近は、研究室に行く度に先生と自由エネルギーについて〈議論〉をしてるのでですが、全然先にすすめません。

読んでいた論文も、ひとまずやめて、ひたすら『自由エネルギーとは何か?』をつかもうとする日々です。

先生は、 「(貴方の研究だから)質問はダメ、というか、貴方がほしい答えをすることが出来ない。でも議論ならいくらでもしてあげる。質問して良いのは『他人の研究』についてだけ」とおっしゃいました。

先生は、いつも、セミナーで私が積極的に質問する姿勢を評価して下さいます。

2、3回生でお世話になった物理化学の授業の先生にも、「貴方が何がわからないのか、良くわからないから、どう答えたらいいのかわからない」 「それは貴方の研究室の先生が専門だから、そちらに聞いたり授業ノートをみたら」→ 私「もう聞いたし、ずっと議論もしてます。授業ノートは、リングノートのリングがはずれるほど、繰返し見て考えました」

F=U-TS=〈E〉-kTlnW

って何でしょうか(涙)

化学統計力学のノートも目を皿のようにして、何度も何度も読み返しました。

だけど、どんなに丁寧にゆっくり、最初から自由エネルギーを導入するまでを追っても突然、(少なくとも私にとっては)

F≡kTlnZ

が現れるのです。

「苦しい」「辛い」「痛い」「嫌」とかじゃない、

だけど思い詰めて、でも、手を伸ばしてもつかむどころか、かすることすら私には 出来ない。

切なくて切なくて涙が出そうな気持ち。自由エネルギーが知りたくて、でも、どのように向かえば良いのか、具体的に努力することすら出来ない・・・!

以前、〈電子状態の気持ちになりたい〉と書きましたが、

電子状態よりさらに深く根源的なところへ向かっているようです。

映画「アマデウス」で、サリエリが、〈神はなんでこんなに不平等なのか。自分には、音楽の素晴らしさ、モーツアルトの才能を理解する能力だけ。自分自身が素晴らしい音楽を作ること才能は与えずに。〉というようなことを言ってた場面があったがー

今の私と重なる。この映画の、この場面、すごく共感が出来たのを思い出す。

私の場合、音楽に関しても、統計物理学に関してもー

「温度」「熱」「内部エネルギー」「熱が伝わる」とは何か?で頭が一杯一杯です。

何をやってても〈こころここにあらず〉という感じです。

S=klnW、F=U-TS=kTlnZが、空虚に延々と繰り返すばかり・・・

寝付くまでも、「二準位系少数の自由エネルギー」、夢にも(ぼんやりとして内容はよくわからないが)先生や「自由エネルギー」が確かに出てきて、朝、目が覚めたら、その瞬間から「二準位系の自由エネルギー」を考えてる。

自分でも"病気"じゃないかと思うのだが、こうせざる得ない。

まさに"自発的過程"。

学業が量子化学研究室の研究だけなら、これでもいいのですが、

ピアノやソルフェージュの課題もある。でも、どうも全然、集中出来ないのが悩みです。

熱力学や統計の本の前で考えててもダメ、ピアノに向かってもダメ(校訂版エチュードならまだしも、原典版でBachは特にダメ)、かといって何もしないわけにはいかない(汗)

F.F.Chopinの黒鍵のエチュード

に、かなり苦戦してます。

音楽性を追究する以前に、右手が軽やかに滑らかに黒鍵上を"瞬間移動"しないといけません。

とりあいず、無意識的に譜面を見なくても、空を見てても、いや「自由エネルギー」が頭の中にあろうが、

右手が適切な場所に動くように、練習頑張ります。

・・・って言ったら、久しぶりにお会いした他学部の先生が笑ってました♪ヽ(´▽`)/

私には、化学統計物理学も音楽も必須なのだから。自分がやりたいのだから、やれる環境に恵まれてるのだから、最大限の努力を続ける責任も感じます。

う~ん、とは言っても

〈自由エネルギー〉の研究 、どのようにしていったらいいのか ??

前途多難ですね(><)

Android携帯からの投稿