A-LeroyのQueerなΨ難日記

Beauneへ行きたいA-のΨ難とかクィアなセクシャリティーとか

自由エネルギーv.s.イギリス組曲

おはようございます。

あっという間に週末になってしまいました。でも、私には、あまり実感ありません。

理論の、その中でも特に、量子研は自由な研究室で、さらに、大学院の講義は、学部に比べたらずっと少ないので、基本的にずっと家にいようと研究室にいようとその自由もあるわけで。休みのシーズン(研究に休みは無いので、講義、公式の研究室セミナーが無い、という意味) に入ると、曜日の感覚がなくなります。

自分でどんどん研究進めて、気がついたこと、悩みなど何かあれば自分から先生に積極的にディスカッション申し込んで、先輩や研究者たちに相談したりして、【自分でやっていかないと、】講義の単位はあるけど・・・研究は何も出来てないままあっという間に○年経ってて、でも研究出来てないから修士終われないΣ(・□・;)! ってことも十分起こってしまうような【非常に自由な】研究室です。

最近の私の研究の近況を。

モンテカルロシュミレーションのマルチカノニカル法で、先輩と私の先生がやった、自由エネルギー面の研究を参考に、何らかの簡単な二次元イジング系で”同じようなことをしてみなさい“というアドバイスを私の先生から頂きました。つまり、手段(シュミレーション、アルゴリズム) がその論文と同じ、求める物理量( 主に、FのT依存性) が同じ、でも系は私オリジナル(というほど大層なものでは無いが) ということです。

正直、プログラミング超苦手だし、計算手段なんて全く!興味無いのですが、とにかく、自分自身で状態を数えてみたり、例の定義式に従って計算してみて、いろいろ他の理論と比較したりすれば【何か、掴めるかもしれない】と信じて、論文、モンテカルロ法の一般的説明の読解に精を出してます。

でも、もう一つ重大な悩みがあり、上記↑に全然集中出来ないのです。週末は、ピアノのレッスンもあり、週末に近づけば近づくほどその傾向が強くなりました(・_・;

BWV809イギリス組曲の譜読みの問題。 原典版(Henle社)でやってるのですが、装飾の入れ方、スラー、アーティキュレーション、テーマと対旋律のバランスなどの(センスが良いか悪いか別として) 自分が確信を持ち納得できる解釈すらできません。 実際にスラスラと余裕を持ってそれらの解釈を実行し弾く、というのは、まだまだの段階です。

こちらも、自由エネルギーの概念に負けず劣らず、既存の本、CD、指導者のアドバイス・・・みんな参考にしてます、けれど、私は納得出来ませんでした…>_<… もちろん、先生は助けにはなります、いろいろと「ディスカッション」に応じて下さりますよ。

藁にもすがる気持ちで、特定の箇所だけに聞き耳を立てて、CDを聴きまくってるのですが、どれも、音楽として美しい✨のですが、【参考書】としては、ダメです。もちろん、私の聴音能力が低いのは認めますが。

机に向かって研究しようとしてても、J.S.Bachのイギリス組曲が気になって、いつの間にかCD再生して譜面開いてる。

「こんなに下手では、【私のBachへの夢】を叶えるどころか、週末のレッスン、先生の前に座れない・・・。

先生がどう思うか、他人がどう思うかではなく、

何より!私自身が、『少しでもイギリス組曲を早く上手くなりたい!』『シンフォニアを全曲ちゃんと勉強して、早く、平均律クラヴィーア曲集にチャレンジしたい!』 ・・・それならば、まずは、今の課題(イギリス組曲)に集中しなければ」

とJ.S.Bachの勉強への強い想いが込み上げてくる。

かといって、自由エネルギーの研究の時間割いて、ピアノに取り組むと決めたはずなのに、「研究を全然やれてない、自由エネルギーの概念はおろか、修士このままでは終われない、進学も出来ない、そしたら、私は、研究続ける道が無いー>_<」

ってプレッシャーを感じて集中出来ない。そんなこと考えてる間に、統計物理の研究にJ.S.Bachにしろ、それぞれコレをやる!って決めた時間は集中してそれに取り組めばいいのに!って思うけど、どうしようもない(´・_・`)

今週末、今日明日の計画を。

まずは、レッスンまではイギリス組曲を少しでもまともにする、

多分レッスン終わったらぐったりしてるだろうけど、最大限出来る範囲で(私、本当に体力が無いのです、情けないですが) 論文とモンテカルロシュミレーションの本を読む、極力、自由エネルギー研究を頑張る。

修士の発表会(来年の二月ごろ) 終わるまでは、少なくとも平日は、いや、とにかく修士の自由エネルギーの研究が優先、というか主!J.S.Bachの勉強は 従 ですね。

追伸

私の先生は、私のJ.S.Bachのピアノ演奏と解釈にかける想いを聞いて下さったことがあり、それも尊重して下さってます。もちろん、先生は、〈統計物理学者として、自然科学の方面でしかサポートは出来ない〉と仰ってますが。

ディスカッションで「音楽やってても、○○でしょ!?」云々って話がたまにでたりします。

J.S.Bachの夢、ワインや日本酒への興味の話だけでなく、

私の先生はいつも私の個性、人生観をどんなことでも尊重して下さります。

先生と私の価値観、人生観、幸福論が共通してる、趣味が共通してる、ということではありません。例えば、多少J.S.BachのCDはお持ちですが、彼のCDのone of themですし、クラシックの中でもシューベルトブラームスあたりのほうがむしろ好きそうです。好きなお酒も、断然ビール、たまに日本酒、ワインはほとんど飲まないようです。

彼は、世の中で「変だ、おかしい」云々言われ排除されるような個性を尊重出来る方です。

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