A-LeroyのQueerなΨ難日記

Beauneへ行きたいA-のΨ難とかクィアなセクシャリティーとか

京大大学院で何を学ぶ?

こんにちは。

この二週間も、いろいろとありましたー。いろいろとトラブルもあって…

友人がものすごく親切に助けて下さって、ものすごくお世話になってしまって…( ; ; )

【持つべきものは友達である】

を改めて痛切に実感中です。

先日は、量子研の新歓でした。

かわいい♡中国からの留学生、M1もですが、

特に、新B4の子たちと早速意気投合!

気が合いそうで、これからもっと仲良く出来そうなので、とても嬉しいです(*^^*)

とりあえず本題に。

私の先生には、またまた「のたうちまわるしかない」と強調されました。

私は、まだ「のたうちまわる」ことが出来てないから、いつも言うのだと。

(同研究室内で既に異論ありですが)

誰かに聞いたり、参考書や教科書読んでわかろうとしてもダメ。 自分で、のたうちまわって、生み出すしかない。

研究は、【無から有を生む】こと。

趣味で適当にやるならともかく、

貴方が、アカデミックな世界で生き残って行くには、学習ではなく、研究を、つまり、【のたうちまわる】ことを一人でしていかなければならない。

ただし、その時、他者との「ディスカッション」は必須だけど、「ただ、質問して分かろうとする」のではダメなの。

私は、京都大学が「自由の校風・自学自習」を言い訳にして、教育が疎かになっているような様子をいくつかみたり聞いたりしてきた。

私は、

「大学は、教育機関だ。先生は、研究者でもあるけど、教育者でもあるではないか。講義に出て、いろいろと質問しても理解出来ないだろうから、 自分一人でやるしかない、と先生が仰るのは、教育の責任放棄では?

『のたうちまわって』一人で全部出来るなら、学校に行く必要がないですよね!?

もちろん、ただ、講義に出てるだけではダメで、私たち生徒が、積極的に努力する必要があるのは、もちろんですが…。」

と申し上げた。

先生(←慶応大学・大学院ご卒業、京都には、教授として初めていらした方)は、

「京大、大学院は研究で『のたうちまわる』ことを学ぶところだ!

京大の、特に、理学研究科は、世界一の研究者を育てる世界一の大学なんだ! 私が、低レベル無名大学の教員なら、そんなこと言わない。だって、『のたうちまわる』そんな高尚な難しいことが出来るわけがないから。

(物理の講義で) sin、cosから微積分、行列、フーリエ変換を教える。

でも、京大生は出来るんだ!

多くの大学の大学院(特に修士課程)、特に理学以外の科(工学部など) が、システマチックで、教員が課題を与え、いろいろと具体的に指導して、そのとーりにやれば、修士は取れるようになってる。でも、京大の理学は、量子研は、違うんだ。」

と。

確かに、私は、ずーっと私がやりたいこと、強い興味、疑問を先生に伝え、先生は、それを院の研究として尊重してくれてきた。

他のいろんな大学院生と話す機会はあるが、「テーマは、教員が提示したものから、選んだ。」というケースがほとんど、そうでなくても、「簡単に自分の興味を伝えて、テーマを提示してもらった。」というケースが多かった

。あるいは、先輩や教員のやっていた仕事をそのまま継ぎ、発展されたり、対象を変えてやるケースも多い気がする。

そう思うと、私は、本当に恵まれてる。学生で、こんな自由が許される研究室、ここだけかもしれない。

ふと、昨年秋を思い出す。 Charlemagne'97

他大学の優秀な先輩に、以下のようなことを言われたのを。

「貴方の追究しようとする疑問は、一流の物理学者ですら答えられない。 過去の天才たちが、築き上げてきて、19世紀からずっと覆されてないんだから。

それを修士号、博士号を目指す学生の研究としてやるのは、ふさわしくない。 プロの研究者として生き残れない。サイエンスの世界で、論文を書くのに、ものすごく時間がかかるのは、0どころか、マイナスになり得る!」

(この話は、過去の記事に詳しくあります。)

でも、その後、私の先生が、それをすべて拭い去るような言葉をかけて下さって、私の研究を尊重して下さって、

「サイエンスの世界には、根源的なことを考える貴方が必要だ」というお言葉までー(泣)

Dm.Leroy のCorton Charlemagne'97

の試飲会に行く直前のことでした。(今のところ、過去最高の白ワインです)

その試飲会で、会った友人に上記の一連の流れを話したら、「大丈夫?」と聞かれて、

私は、晴れ晴れとした気持ちで自信を持って「大丈夫! そうでなかったら、私は、ここ(試飲会)にいないです。先生は、今の私を尊重してくださるから。」

と答えたのを思い出した。

話が脱線しました。最近の先生と私の会話に話を戻します。

私が、「でも、もし、その低レベル無名大学に、今はレベルが低くても、勉強が全然できてなくても、大きな夢を持っていて、研究を続けたい、研究者になりたい、って生徒がいたらどうするの? 夢を否定するのか? 先生は、寄り添って精一杯指導者として応援し、その人を励まさないの?」

私の先生「別にencourageもdiscourageもしない。

『別の大学へ、もとい、京大に行きなさい』って勧める。私は、決められたカリキュラムにそってsin、cosを教えるだけ。…」

私は、学業が不自由な生徒という立場からして、先生の考え方に多少(いや、かなり?)異論はあるのですが、

特に、京大生はもともとすべて優秀か?というとNO!!ですが、

でも、私は、京大が大好きですから、

出身校に誇りを持ちつつも、京都大学が出身校やかつての職場よりもっともっとずっと大好きで、かつ、京大教員としてそれほどまでの覚悟とプライドと高い志を持っていらっしゃる先生をみて、やはり、とても嬉しく思うのです(o^^o)

photo:01

先生が貸して下さったCD☆

この演奏者は初めてだから、楽しみ~*\(^o^)/*

iPhoneからの投稿