A-LeroyのQueerなΨ難日記

Beauneへ行きたいA-のΨ難とかクィアなセクシャリティーとか

祖母の通夜へ

今、まさに祖母の通夜の会場へ向かっております。


帰京してから今日の朝まで、泣いてばかりでしたが、量子研ではたくさん笑いました。
私なりに、「泣いたり笑ったりしてる時間以外は」最大限修論に時間を割きましたが、、、
やはり、この重要な時期に、泣いたり、母の言葉を思い出したりで、あまり集中ができず、夜はぐったりしまい、肝心の修論がほとんど進んでおりません。祖母の件でボロボロなだけでなく、明確に別の理由もあります。
一番重要な反強磁性的な相互作用の系に関して、何も発表できるようなこれという結果が出てないのです(>_<)   
私の先生は、修論の中で、Onuchic&Wolyness のランダムエナジーモデルの論文を紹介し、自分の研究と関連付けるように勧めました。
しかし、この論文、まるで三角格子系とは関係が見いだせません。今の時点では、自分の研究とそんなに関連すると思いませんし、彼らの論文に特別な興味があるわけでもなく、また、無理やり関連付けたいとも思いません。
12月からずっと格闘してきましたが、非常に困ったので、こういうことは一人で解決すべきなのだけど、時間の期限がかなり迫ってきたこともあり、副指導教員の先生( 第二の私の先生)に助けを求めました。
彼は、実験系とはいえ、三角格子の専門家であります。三角格子スピン系という点では、私の先生よりはるかにスペシャリストです。
彼のご意見では、
「三角格子系とはほとんど関係ないと思う。
この論文中の、系の臨界温度(ガラス転移点) Tc でエントロピーS(x,E) =0 という主張も不思議だ。ガラス状態になるところでエントロピー0 というのはおかしい。 かなりマニアックで
汎用性がない。この論文を、貴方の三角格子の系に 汎用せよ、というのは無理があると思う。  

さしあたりのアドバイスとしては、
この論文を納得し深く理解するのに悩む時間は今は全くない。
修論で、この論文の紹介に時間を割いてきたのなら、この論文の結果と貴方の描いたグラフを比較して、
似てるなら、似てる、似てないなら似てないで、それに応じたコメントをする程度にするべきだ。
おかしくない程度に書くところまで書きたら、この論文をしばらく忘れなさい。

(具体的に、新しいパラメーターの取り方を議論した後で) まずは、反共時性の系で、系のサイズをいろいろ変えて、gnuplotでグラフを比較。
間に合えば、正方格子との比較もしなさい。

イントロで、実験系の三角格子を取る無機物質の例(彼が研究されている物質を具体的に教えてくださりました。)。そして、スピン液体になると言われている 有機物質の例も紹介しなさい。
理論の立場で、アンダーソン はスピン液体 RVB状態を主張してるけど、
実験では、それは認められていない(確かめようもない)。
その理論VS実験 の議論を紹介して、
貴方の立場や【自由エネルギー】の議論を通じて目指すところを、書きなさい。
・・・

博士になったら、またゆっくり 貴方の議論したいことをやっていけばいいから、 今は、

【とにかく 修士論文と発表会を頑張って❗️❗️❗️】

第二の私の先生は、いつもいつも私に応援メッセージをくださります。
彼は、中学生の時に、ひいおばあさまと死別し、ショックで一週間は学校に行けなかった経験があり、私の気持ちをよくわかっているようです。
私が修士論文の発表会に立つのは、学部時代から彼の願いであります。


ところで、研究室の特に素晴らしい友人である台湾人のPDが、
台湾でもSpecial なパイナップルケーキをまたまたくださりました。
ありさ、そうしきで横浜にかえります。
おかあさん と 食べてください。」
と 美味しいパイナップルケーキを箱ごとくださりました。ケーキ、といっても、中のフィリングも外側もどっしりとして油分が多そうで、密度が高いです。 今まで数種類の台湾パイナップルケーキを頂きましたが、こちらは、比較的甘めです。ほろほろ崩れるようなスコーンを重ーくした感じでしょうか?

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袋もパッケージも洒落ててカッコいいです。使ってる パイナップルがSpecial🌟 なようです。しかも、心配な添加物を使ってないようなので安心して頂けます^o^

修論発表会終わっても、修論の直し、博士課程への研究で今年一年はとにかく落ち着きがなく忙しいのだ、といってるのに、何度も「台湾へおいで」と誘ってくれます。
他に、別の友達には、「香港へおいで」「シンガポールへおいで」とも言われていて、嬉しい悲鳴をあげております。時間とお金があれば喜んで行くのですが…。


とにかく、通夜と葬式は、明るく元気に、というのは無理でも泣きすぎないようにしたいです。
久しぶりに親族たちが集まるので、その交流を楽しみ、祖母と、今まで私たちを支えてくれた来場者へ「ありがとう」を伝えて明るい葬式にしたいです。
祖母自身の願いでもあると思います。
祖母は、私が幼い頃から「○○は『ありがとう』を言わない。ありさ ちゃんは、ちゃんと言うから偉いね」 とよく言ってましたから。