A-LeroyのQueerなΨ難日記

Beauneへ行きたいA-のΨ難とかクィアなセクシャリティーとか

元気になったら

祖母の乳癌闘病と母・嶋田富美子 自身の看病の記録を綴った本が文芸社から出版されました。

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【末期の乳がんを宣告された母親の闘病を、娘の視点から描いたノンフィクション作品。愛する人のことを思う気持ちが人を突き動かす。日本人の死亡原因の上位に位置し、誰でにでも発症する可能性のあるがんのことを考える時に、がん治療に取り組む姿勢や、患者と医師の関係、治療選択の重要性を示唆する一作である。あきらめない心と、知識を得て実践することの大切さが伝わる闘病記。】

祖母は、この本の出版を心から楽しみにしていました。
祖母はカルチャーセンターで俳画の講師をしていました。表紙の絵、中の絵も全て祖母の書いた俳画ですので、俳画の関係者など周りのいろんな方々に配るのを本当に楽しみにしていたのです。

昨年晩秋になり弱ってきた時に、
「来年の五月の俳画展までは…」といつも言ってました。
入院していよいよどんどん弱ってきたら、「来年三月、その本の出版をみたらもういいかな…」と俳画展を諦め目標が早まりました…。

私は、
【せめて、修論発表会終わるまでは…!】
と本当に本当に切実に思い続けてました(泣)。

私は、基本的に「諦めて努力をしない」 ということを知らない人間ですが、
母は、私と全く異なるようでした。
母は、「このおばあちゃんのことで我が人生初めて『諦めずに努力をする』ことをした」と言い、私はあっけにとられました・・・!(;゜0゜)

話は脱線しますが、尊敬する先輩は、
「やればできる、と言われてやらなかった 」と仰ってましたが、
私は、『やっても無駄だ』と複数の大人たちに否定されても、これと狙いを決めたら諦めずに【やり続ける】人間でした。

母の本が売れて、多くの方々に読んで頂けたらと願います。

今日は、母の誕生日です。
昨夜もいろいろと悩みや愚痴を聞いてくれました。祖父のことなどで疲れ果てて帰ってきて、誕生日を迎えたと同時にダメな娘の悩み、愚痴を聞かされる…   本当に申し訳ない(>_<)       

またまた余談ですが、私も母も誕生日が、フランスが全体的に良く、
ボルドーのVTが同じくらいに偉大です。それで私は母の誕生日を西暦で覚えました(笑)あるソムリエの方は、戦後以来では特に素晴らしい年ということでその二つを挙げて並べて比較していたくらいでした(^^)