A-LeroyのQueerなΨ難日記

Beauneへ行きたいA-のΨ難とかクィアなセクシャリティーとか

尊敬する同級生その2

先日も書きましたが、私には特に尊敬する同級生の友人が二人います。
化学教室の子のことは、先日書きました。もう一人は数学教室です。二人とも今年で理学研究科を離れてしまいます…(´・_・`)  とてもとても淋しいです。

その友人と先日、久しぶりにゆっくり食事をしながら話したのですが、
修士課程の研究室生活において、彼も放任の環境で、私と似たような状況におかれ、似たような苦労をしたようで、共感し、話が弾みました。
そして、それだけではないですが、
上記のような苦難がきっかけ・第一要因で、彼はこの研究科を離れます。
あんなに優秀で勉強熱心で数学が大好きな彼が、学部以上に学業に専念出来る修士課程は「幸せでななかった」と明言したのが残念でなりませんでした。私の前では、笑顔を保ってましたが、本当に本当に大変だったのでしょうーー
数学科と化学科だった為に、たまに会えば、軽い雑談や旅行など楽しい話ばかり。
お互い、研究生活における悩みを愚痴ることは今まで全くなかったことを彼は残念に思い悔いました…。私も話してみれば良かった、と思いました、私がそういう悩みを話したら彼も話してくれたかもしれなかった、その時点でストレス発散に役立てたかもしれなかったと思うと残念です。
ありさの話を聞いて、自分だけじゃなかったんだと納得できました
やっぱたまにはグチって発散しないとね
もっと早く話しておけば良かった・・・」と。

学部一回生から本当に勉強熱心で、自主ゼミは率先してやり、いつも数学の勉強ばかりしてるような子でした。本当に数学の研究が好きで、興味があって、私以上に博士課程を意識していた子でした。私は、ピアノ・音楽の勉強も興味がありますし、学部時代は、化学や物理以外にもいろいろと興味あったので、彼が数学をやってきたほど、今の研究分野に近い勉強(統計物理)をやってきたわけではないのです。
そんな彼ですら、修士一回生の時、「本当に研究に専念しなくちゃ!」とバイトとスポーツを辞めて極力数学に打ち込むようにしたら、「マジで気が狂いそう」になったようです。他のアクティヴィティを数学に回したからといって、数学の研究が進んだというわけではないようでした。だから彼はその経験を踏まえて、私にピアノ音楽の勉強、ワインの勉強は研究と並行してぜひ続けて欲しい、続けた方が良い、そういうのは必要だ、と言ってくれました。
もちろん、研究というのは、ある程度専念し、長い時間をさく必要はありますがー・・・
【時間さえかければいい、時間と正比例して研究が進む】
と強く主張される方がいるようなので、彼の例と共に、それは間違いだと私は反論します。

そして、後日、こんなメッセージを頂きました^^
「実は自分はありさの化学に粘り強く向かい合う姿勢を見て励まされていました。心から感謝しています。」

そして、彼は、数学に関しては完全に無知な私なのに、修論の要項を送りたい、と言ってくれました。
「基礎物理化学からして嫌いだった、本当に意味不明だった~(~_~;)」という彼が、私の研究テーマのことを覚えてくれてました。
私の論文をいつか読みたいと言ってくれました。

立派な同級生は、将来、博士課程に進学して再び数学の研究をしたいそうです。それから、英語圏に語学留学以外で(出来れば数学の勉強で)留学したいそうです。
彼と一緒に研究科に進学できないのが残念ですが、
必ず、研究の世界へ戻ってきて欲しいです。  

「芸術・多くのスポーツ、基礎数学や哲学の分野 は、天性のものが必要だと言われる。天才という人々には敵わない分野である。このような基礎物理(私たちの分野) にもそういう人々はたくさんいる、でも、まだこの分野は、比較的、後天的なもので、後からの努力でなんとかなる」と仰る方がいました。
基礎的な統計物理の研究との比較はさておき、
似たようなことを仰る方々何人もいましたー【芸術・数学】 !!

一般的には、芸術・スポーツと科学、
理学系に限ると【数学】がよくそう言われてる気がします、
【才能が必要】云々。

彼は、子供時代から比較的勉強が得意で好きであったことは事実ですが、
彼ならば、少なくとも数学において、↑ のことを覆すことが出来るはずです。 そういう数学者がいて欲しいです。
私は、基礎物理の方に打ち込んで、いつかこういったことを覆したいです。
いいえ、
私は、どんな分野も、その個人が最大に興味を持ちやっていきたいと思う分野で、その個人が常に最大限の努力を続ければ、その個人の最高の幸せがえられる、その打ち込んだ学業によって Ecstasy を知るであろう、
と信じます、これを確信し強く他者に主張出来るようになりたいです。