A-LeroyのQueerなΨ難日記

Beauneへ行きたいA-のΨ難とかクィアなセクシャリティーとか

過ちは繰り返しませぬから

安らかに眠って下さい

過ちは繰り返しませぬから

私は、上文の主語は、すべての個人だと思う。

初めて広島平和公園へ行ってきた。案内してくれた連れが、どうしても、あまりにも悲惨で見たくないという理由で、そこまで行ったのに、博物館は入っていない。原爆ドームも川の向こうから遠目に眺めた........「これ以上はとても近づけない」と。

涙が溢れてきて眠れない深夜ーー

私は、その刻まれた言葉からすぐにあることを思い出した、

私が今一番関心がある人権問題を、つまり、

申東赫 Donghyuk があるスピーチで、「70年前、ナチスが・・・(ダッハウアウシュヴィッツのこと)、NOW IN NORTH KOREA !」

北朝鮮政治犯強制収容所の惨禍や軍事行動の問題を訴えていたのを。

それから、あの広い公園の長方形の空間を見て、Konzentrationslager Dachau ダッハウ強制収容所を思い出さずにはいられなかった。

この記念碑の文章が刻まれた部分に対しての悪質ないたずらと

「働けば自由になる」ダッハウ収容所の表示の板の盗難がなぜか重なったのだ。

政治犯の問題と核兵器の行使は全く違う惨禍なのだが、

平和を願ってあえて残された場所、平和を願い立てた記念碑があるという点で共通するから、こんな風に思うのだろうか。

申東赫は、韓国の教会で、北朝鮮の収容所の人々のために祈るという。

いつか、彼の夢「北朝鮮から収容所がなくなって、世界から政治犯という人々がいなくなったら、

自分の生まれ育った土地に帰り、畑を耕し自給自足をして静かに暮らしたい」

が叶ったなら、

彼が囚人だった頃に彼の密告によって公開処刑になった収容者たち 彼の母親・兄、

彼がいた強制収容所の犠牲者、政治犯として犠牲になった全ての人々にむけて

「安らかに眠って下さい 

過ちは繰り返しませぬから」

と思うのだろうか.......

と考えてしまう。