回顧録「甘美」な感じがしたんです!
ふと、私がワインを飲んで初めて「美味しい・普通・嫌い」以外の何らかのコメントをメモしたのは、2013GW後でした。
スケジュール帳のメモ欄の端っこに
HautBrion'99
比較的柔らかい口当たり、カシス・・・しばらく経つとアカシアはちみつのような芳香・・・
【甘美な】
のようなメモしてたんです。
その数ヶ月後になって、振り返ってVinica に投稿したのはこちら。
「2013年GWに試飲会で出会ったHautBrion’99★
私は、このワインに感動して急速にワインに「ハマって」しまいました。その年初めのNZ旅行以来、少しづつ興味は増していましたが。まさに、Fall in LoveではなくFALL IN WINE!
「甘美」な感じがしたんです!」
今の私にとっては、2013GW時点で1999が格別だ、熟成のピークの一番良い頃だ、とは思わない。
けれど、リリース直後のNVシャンパーニュやニュージーランド、山梨、長野のワイナリーの試飲、現地でフレッシュフルーティーなワインしか飲んでなかった私にとっては、1999 五大シャトーはワインの熟成初体験、
いや、「陶酔初体験」❗️
どうしてワインって年を気にするの?
熟成すると美味しくなるってどうゆうこと、どんな?
「五大シャトー」って、そんなにすごいの?
そんな無数の疑問・好奇心が私から溢れ出て、
まずは有名なもの、一般にスゴイと言われてるワインを調べ名前を覚えました。すると、次は、それを飲みたくて飲みたくて仕方なくなりました。
その好奇心は今も膨らみ続け、四方八方へ放射してるようですが、
たくさんのワインを美味しいと感じるし、
これからあらゆるワインを試したい、
それでも、特にMosel &Cote d'Or が大好き、
それからCote d'Or と似た感じでやっぱり違う、優秀なシュペートブルグンダー への興味が強いと認識するに至りました。
そして、その好みをさておき、
やはり HautBrionが大好きですし、深い愛着か親しみを認識します。以下を読んだ当時は、「私、ワインのテイスティング能力とか分析・批評文の才能なんて全く無いけど、RPにオーブリオンへの愛情の深さだけは負けません!」って言ってたっけ(笑)。
Robert Parker jr ボルドー第3版 より「私の個人的な感想を付け加えておくと、30年以上にわたって集中的にできるだけ多くのボルドー・ワインを試飲した結果、自分の試飲に生じた唯一の全般的な変化というのは、私がオー=ブリオンに対して、ますます深い愛情を抱くようになったということである。このワインに備わった、燻したような、ミネラル、葉巻の箱、甘いブラックカラントの特性は、私が年齢を重ねるにつれ、またジャン・デルマならきっとそう私に言うであろうが、私がより賢くなるにつれ、いっそう魅力的に感じられる。」
全て合わせてもまだ10回くらいしか経験ないけれど、どの年をどこで飲んでも、いつもバランスが良くて上品で、ちょっと奥深くて、単調ではなくて、
時々「甘美で」美味しい✨✨
自画自賛かナルシストか!?と思うのですが、